地金素材で左から
柳葉、きめぐり、中首鏝になります。

どんな鏝を買う ➁

僕が京都の左官専修学院に入ったとき道具が何もありませんでした。

それで学院側で用意してもらったのが上の画像にある地金素材の
中首鏝7寸五分(225mmのサイズ)と中首鏝五寸(150mm)の鏝。
あとはこれも地金の素材できめぐり鏝三寸五分(105mm)と柳葉鏝三寸(90mm)鏝はこれで全部でメーカーが「かね与」の鏝やったと思います。

(かね与は問屋であってかね与で作っているわけではない)プラスちり箒と刷毛が一丁づつになります。
これが初めて学院で揃えてもらった道具一式です。もうかれこれ10年ほど前になるので
鏝の雰囲気だけは本職使用に見えますね。
鏝板やその他の必要なものは学院で借りて実地訓練しておりました。

ただ塗る練習だけならそこに記載した柳葉鏝(画像上のいひばん左の鏝)は必要ありません。
その隣、画像真ん中にある細長い鏝、きめぐり鏝は、そんなに高価ではないのであってもよいかも。
きめぐり鏝は色々用途はありますが、たとえば塗り終わってチリ箒ではみ出た材料を掃除したときにチリ箒が壁に触れ、えぐれることがあります。
きめぐり鏝は、それを直すのに使ったりします。

また次回使い方は説明いたします。 

つづく。