京都左官専修学院で生徒に貸し出されていた鏝板。使い込まれた感ありますねー。
前回のつづき、作った鏝板(前の記事に画像があります。)をさっそく実習で使おうと持っていったのです。
すると、僕が最も尊敬する講師がそれを見て「大きいな、便所の蓋か」と、言われました。
もうガァ~ンて感じでした。昔トイレがボットンだった時代蓋がついていたらしい。
せっかく作った鏝板でしたがそれ以降お蔵入りになりました。どうやら鏝板にもおおまかなサイズがあるみたいだ。実際、大きいと使いづらかった。右下ちり際(角)を塗るときなど壁に鏝板が当たったりするのです。
ちなみに鏝板の持ち手の高さも決まりと言うほどではないが習わしがあるようだ、そしてそれにともなう鏝板の持ち方もあります。
でも、それは京都の左官業全部にあてはまるわけではないようだ。
だって、誰もが鏝板のサイズにこだわりがあるわけではないから。
次回は鏝板の大まかなサイズと持ち方について。
つづく。